夏休みも始まり、完全に夏の到来ですね

本日、現場では大工さんが軒裏に板を張る工事 をしておりました。
DSCN6924

この現場は防火の制限がない地域のため、写真のように杉板が張れる訳で、
あらかじめ塗装を施してあるのは、経年変化によって木が収縮し隙間が生じた時、目地の部分が白く見えないようにするためです。
良いものをつくり上げるためのひと工夫です  

おっ
軒裏の外壁側に何か黒いものが見えますが・・・


ちょっとアップ してみましょう。
DSCN6926
Q.なにか四角い穴がいっぱいありますがこれはいったい何ですか?

A.はい、これは軒裏の換気をするための通気金物です。



Q.なんでこんな物入れるの?

A.それは こういうことです 

小屋裏というのは夏場、灼熱の太陽 の日差しにより気温がチンチンに上がってしまいます  
その高熱の空気をそのまま溜めておいたら蒸し風呂 状態になり室内も暑くなるし、屋根を支える木材も蒸れて劣化してしまいます。
放っておくと、湿気が溜まり結露してカビが生えることもあります

それで、こういうことを防ぐために換気用の通気金物を取り付けるわけです。
家を長持ちさせるためのものなのですね 



Q.では、その換気は屋根だけで良いのですか?

A.そんなことはありません。

太陽 は屋根以外に外壁も同じように熱く照らします。
当然、外壁の中も熱くなるため何もしないわけにはいけません。



Q.では、外壁はどうするのでしょう?

A.答えは下の写真を見てください。
DSCN6928

この写真は外壁を留めるための下地木材ですが、よく見る と穴があいてますね。

この穴がその答えです。
熱くなった空気を上部へ逃がすための穴です。
熱い空気は上にあがっていきますからね。

もし穴の開いていない木材を打ってしまったらどうなりますか?
小屋裏の蒸し風呂と同じことになり、最終的に壁内結露によるカビが発生し、健康被害を起こします。

でも実は20年前は、この外壁通気工法が普及しておらず密封されてしまっている現場がほとんどでした。
だから近年リフォーム工事で、外壁をはがしてみたら
ギャーっ
てことになってるケースが多いのです。
挙句の果てには白いアリンコまでうじゃうじゃってことになっております。


さて、ここからが今日の最も大事な話
この通気工法でもっとも気をつけなければならないのは外壁上部の施工です。
まずはこちらの写真を見てください。
DSCN6923b
よ~く見ると軒裏の木材と外壁の白い紙の間に隙間があるのが分かりますでしょうか?

横から見るとこんな感じです。
DSCN6925b

ここの隙間がなかったらせっかく空気を上のほうに逃がしてあげたのに、出口がふさがれ意味がないのです。

最近は、軒のない建物を街中でよく見かけます。
こういう屋根の場合だと、上部がふさがれやすいので特に注意が必要です。

家のデザインにこだわり過ぎてこういった大切なことを忘れてしまうと、せっかくの大きな買い物が台無しになってしまいます。

AZURでは、

デザインと機能を両立させた

お客様が後悔しない家づくりを心がけております