昨日はちょっと外に出ただけで目がかゆく、くしゃみの連続でした。今朝はその後遺症で下を向いていると自然に鼻水が垂れてきます。

そんな中、昨日は塗装の確認ということで斜めの壁の家に行ってきました

塗装工事ということは工事もだいぶ終盤ということになりますね。

では、ここで木造の工事現場の進み方について簡単に説明したいと思います。

木造現場の工程は大きく分けると下記のようになります。
①基礎(建物の土台となるコンクリートを作る工程)→
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②建て方(柱など大きな木の骨組みを作る工程)→
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③下地(床や壁、天井などのを作るため小さな木材で細かい骨組みを作る工程及び表面の仕上がってないボードを張る工程)→
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④仕上(塗装や内装材を貼る工程)
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ということで塗装工事は仕上工程ということになりますので、斜めの壁の家も完成までもう少しということになります。

塗装は事前にサンプルで決めておいた色が実際にどんな感じに仕上がっているか目で確認する必要があります。
表面に出てくる仕上は長く目に映るところなので色合いや質感は大切であり、木材に塗る塗装は材種によりかなり変わってくるので特に重要です。

こちらは現場で塗った杉板


こちらはタモの木
このように同じ色を塗っても杉とタモでは違います。
木の模様や元々の色だったり、硬さ・油分による吸い込みなど様々な要因により変わってきます。
まだ一回しか塗ってないので分かりづらいですが二回塗るとさらにその差がよくわかります。

最近では木に似せた建材が多く出ておりますが、私は本物の木が好きです。
外部ではメンテナンスが伴うためあまり採用されないですが、自分の体を労わるように建物もメンテナンスして愛情持って労っていただければ近年の塗料の性能ならかなり長持ちしますよ。

外部は色のつく前の模様が吹き付けられていました。


ついでにこちらの写真をアップします。塗装ではないですが、この住まいのこだわりの一つであるレンガの框です。

ダイニングはオープンカフェのように外にいるような感覚を味わっていただこうと思いまして。

もうすぐ完成です。
楽しみです。