昨日は糸魚川から170km離れた新潟市で講習会に参加してきました。
受付開始時間が8時半だったので、不測の事態を考慮し5時に家を出ました。
意外にスムーズに走行できたので7時半には到着できました。
冬の雪道は余裕を持つことは大切ですが、少し早かったかな・・・

それで昨日の講習会はどういうものであったかと言いますと、新しくなった住宅の省エネルギー基準のお話でした。
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省エネルギー基準はこれまで何度も見直しがされ、平成11年に次世代省エネ基準と称され最新版として適用されてきました。
しかし、14年の歳月の中でその基準も今の時代に適合しないことが数多く出てきたため、この度平成25年10月に新基準として見直しが行われました。

大きな変更点として、これまでの建物に対する性能基準以外に一次エネルギー消費量の基準が追加されました。
これはどういったものかというと暖冷房、給湯などの設備や家電などのエネルギー消費量のことです。
また、太陽光発電による発電量も含まれます。

建物を省エネ化しても、無駄な電気を使っていたら省エネになりませんので「住まい方」についても基準化されたってことになります。

その他、これまでの建物基準も詳細に規定化されたため、計算がかなり複雑化されました。
より実情に近づいたことは確かなので、私たちの手間は増えますが良いことだと思います。

政府は2020年の東京オリンピックまでに100%実現を目指しているようなので、今後はバタバタしそうです。

早起きは三文の得と言いますが、昨日の講習会は非常にためになりました。

省エネ化は言葉でいえば簡単ですが、費用がかかることは事実です。
ただ、かかった分だけ快適さが増すことも確かなことです。

私たち建築士は、グローバルな環境問題をしっかり説明し充分な理解を得ながら次世代の住まいを提供してことが責務と考えます。